今年の8月頃、以前お取引して頂いた方から、
相続となった隣地を購入したいが
どうしたらいいですか?
と言う相談を受けました。
熊本県菊陽町のTSMC関連で、
お家を2軒、ほぼ同時に購入された
台湾のお客様をご紹介して頂いたご縁で、
大変お世話になったものですから、
善意で協力させて頂く事に致しまして。
諸々ご相談に乗っておりました。
相続前の不動産と言う事ですから、
相続人が何人になるかも分かりませんし、
そもそも被相続人の負債も不明、
ただ、手をこまねいていては
誰かに買われてしまう・・・
と言う焦りも相談者にはあり、
取り急ぎ、
相続人のお一人に「 売って頂く 」
軽~い約束が出来ないか、と
「相続前不動産売買仮契約書」なる
負債額+200万円で買いたいです、
負債が少額だったり、
なかった場合は
改めて価格を決めます。
と言う、柔らか~い、
意味不明な契約書の様な書類?を
作成致しまして、
相談者にメールでフォーマットを送信、
これで簡単なお約束が出来れば
御の字ですねー、
と言う話で終わった訳です。
・・・からの、10月。
あれから一切連絡もなく、
忘れかけていた頃、
突然、相続人の方からお電話頂きまして、
曰く「この書類は何ですか?」と。
○○さんの依頼で作成した物ですが、
軽いお約束をお願いしたかったみたいですよ?
とお伝えしたんですが、話を聞き進めて行くと
大変な事態になっていました。
相談者の○○さん、
フォーマットを勝手に改ざんして、
違約金100万円
書面を魔改造
負債+200万円を、
負債+150万円に値切ったんですね・・・
フォーマットを安易にメールした
私も大問題ですが、
と言うかこんな書類を作成している時点で
諸々大問題なんですが、
まさかこちらに何の連絡もせず、
暴走する人とは思いませんでした。
相続人の方、
相続登記を依頼した司法書士の先生から
「一応解約されては?」との指示を受け、
律儀に手付金倍返しで
30万円を○○さん方に持参した所、
違約だ! 100万円払え!
と吠えたそうで・・・
と言うか、
そもそも契約書として無効でして、
将来売って下さいお願いします、
でも今は相続前で負債も不明、
取りあえず大きな負債があった場合でも、
相続放棄しないで、
プラス200万円は最低払いますよ、
と言う意味のはずが、
これを正式な契約書だと言い張り、
ガンガン相続人を激詰していた、と。